地域づくり委員会 第七回

日本、の文化と地域づくり発表会 及び 木楽会 開催

球磨人吉地域の魅力は人の魅力

球磨人吉地域は、日本三大急流の球磨川や清流川辺川などの河川と周囲を緑豊かな大自然に囲まれた盆地であり、身近に天然の自然があふれている環境です。

この豊かな地域資源をこれまでも、様々な取り組みで活用してきましたが球磨人吉全体がいろいろな面でレベルアップし、新生相良文化の思想を可能な限り相良文化や学問、情報発信の機能を持たせたいと考えています。山もきれいで、人情もあり水、川、自然がとてもすばらしい地域です。地域の魅力は、ひとの魅力。球磨人吉全体として、温泉や球磨焼酎、農産物加工、球磨錦なし、アユ、地元食材をふんだんに使った郷土料理を提供して食文化の継承にも力を入れ、「球磨人吉地場の地産地消」をテーマにした地域ブランドを開発して行く。

観光客の取り込みにも力を入れ、“夏のラフティング”“球磨川下り”“市房山の山登り”“農産物の直売所”だけに限らず、幅広い切り口での「地産地消」の普及を図っていく。

又、昔の山里での手作り体験。たとえば、“竹トンボ作り”“竹炭・木炭づくり”など林業の一部に触れてもらう事で林業再生にも力を入れ、さらに今後、地域の大工の方たちと一緒になって、木造建築住宅や内装、机、イスなどの備品、暖房器具の燃料に木材を利用できるようにして、【木は未来と希望のシンボル】と木と人との関係のかけ橋となるような活動に取り組んで行きます。

地域づくりのキーワードは、環境や自然、そして人を大切にして、今一番必要な事は何なのかを今一度考えて行く必要があると思っております。

最後に、この度の東日本大震災で被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。被災に遭われました地域の一日でも早い復興をお祈り致します。

自然・季節観に抱かれた暮らし方を生かした地域づくり

鎌倉時代初頭に地頭に任ぜられたことを起源として、その後、明治維新に至るまで、この球磨・人吉の地を営々と治めた相良藩は、千年の寿命をもつ市房杉と豊かな原生の自然を有し、植林を重視する等、その美風は「木の文化」に彩られます。このような旧相良藩の歴史や自然と木の文化を受け継ぎ、次の世代、後継者に引き継ぎたい。豊かな森林や木を守りたい。そのための「木の文化の地域づくり」が、昨年9月に設立した「神城文化の森 藤田財団」の使命です。

木の文化を世界に発信!

球磨・人吉全体で守る森林を地域の財産としてとらえると、あらためて森林や木が果たす役割、私たちの暮らしを守っている森林の働きが見えてきます。木は心に安らぎ、安寧感を与えます。私たちが暮らしていくための大事な財産です。森林は将来の世代、後継者に引き継ぐものです。伝えたい木の文化、遺したい美しい山林の森があります。現在、木をふんだんにつかった住まいが大変な人気です。人々は暮らしのなかに自然を求め、木の温もりが求められているのです。その肌ざわり、温かさ、親しみやすさ、木目の美しさ、香りといった木の魅力が私たちの生活に潤いと安らぎ、癒しを与えてくれます。暮らしの多くが木の恩恵に満ちる。これこそがこの国の木の文化です。それを球磨・人吉から、日本全国に、そして世界に発信していきたい。

球磨人吉地域では、鬼に金棒人形を“手しごと”の新しい価値を見出す事に力を入れています。
神城文化の森木楽会の最後は、子ども大名で華やかにフィナーレを飾りました。

神城文化の森 木を大切にして暮らそう

球磨・人吉全体で守る森林を地域の財産としてとらえると、あらためて森林や木が果たす役割、私たちの暮らしを守っている森林の働きが見えてきます。木は心に安らぎ、安寧感を与えます。私たちが暮らしていくための大事な財産です。森林は将来の世代、後継者に引き継ぐものです。伝えたい木の文化、遺したい美しい山林の森があります。現在、木をふんだんにつかった住まいが大変な人気です。人々は暮らしのなかに自然を求め、木の温もりが求められているのです。その肌ざわり、温かさ、親しみやすさ、木目の美しさ、香りといった木の魅力が私たちの生活に潤いと安らぎ、癒しを与えてくれます。暮らしの多くが木の恩恵に満ちる。これこそがこの国の木の文化です。それを球磨・人吉から、日本全国に、そして世界に発信していきたい。

球磨人吉産の木で作られた積木で遊ぶ子ども達

私たちの暮らしを豊かに彩る「木」。住宅、家具、玩具、紙などの材料としてはもちろん、風合いや香り、質感は、心身に大きなリラックス効果をもたらしてくれる。加えて、自然界の多様な循環を作り出す役割もある。木の特性を熟知し、さまざまな形で活用の幅を広げていきたい。そのために、木を育てる人から使う人まで、地域の関係者がそれぞれの立場で意見を出し合いながら地域産材の良さを広めている球磨・人吉。
素材として球磨・人吉の山で伐採された木から作り出された「玩具」からは、すがすがしい木の香りが漂い、木の温もりが伝わってくる。子どもが安心して遊べるよう、木目を生かした天然素材を使用している。造りが単純な木製玩具は、逆に子どもたちの想像力をかき立てていく。「木のおもちゃを届けると子どもたちの瞳がキラッと輝く。木という素材が新鮮なのでしょう」と関係者の方が述べている。
また、球磨・人吉で育った木材は「森林認証材」の認証を得ている。「森林認証材」とは周囲への環境配慮など適切な森林管理と、持続可能な森林経営が行われていることを第三者機関が認めることで得られる認証のことである。その木材を木造住宅などに積極的に活用することで、植林活動などの環境問題への取り組みも強化されていく。そういったことが、地域の森を守るだけでなく、地球温暖化防止にもつながっていくのである。
これからも、1人でも多くの人に地域産材の良さを知ってもらうため、玩具寄贈や木工教室、林業の後継者育成にも力を注いで活動していく。 私たちの暮らしを豊かに彩る「木」。住宅、家具、玩具、紙などの材料としてはもちろん、風合いや香り、質感は、心身に大きなリラックス効果をもたらしてくれる。加えて、自然界の多様な循環を作り出す役割もある。木の特性を熟知し、さまざまな形で活用の幅を広げていきたい。そのために、木を育てる人から使う人まで、地域の関係者がそれぞれの立場で意見を出し合いながら地域産材の良さを広めている球磨・人吉。

会場には、囲いの中にカンナくずを入れた「木のプール」や、親子でできる手作り木工コーナー、木製品で遊ぶコーナー、丸太切りなど、様々な体験コーナーで木材に触れて楽しんでいました。
神城文化の森木楽会には、社寺仏閣製材所の光永氏が子ども達の為にカンナくずや積み木を準備してくれました。

新月伐採で良質な木材

新月伐採され、自然乾燥した木材を使って建築された住宅の施主からは「色合いが美しい」「来客者から『香りが良い』とほめられた」などと好評である。

球磨・人吉の地元の人たちで組織している「神城文化の森 木楽会」では、伐採時期が限られ自然乾燥で手間もかかるが、質が良く長持ちする球磨・人吉の木材の活用を広げていくため、また、環境保全にも貢献していくための勉強会やセミナーを開いている。

「節」が欠点でない時代

木材の魅力は「温かく肌ざわりがよい」「調湿作用」「弾力性」を挙げている一方、欠点は「腐る」「燃える」などが多い。以前までは「節」も欠点の一つとして挙げられていたが、最近ではむしろ魅力の一つとして挙げらている。「節のある木の方が自然、個性的でよい」とのことから、床や腰板など節物の板が人気を呼んでいる。そのようなことからも、「木」の魅力はさらに増していくばかりである。

豊かな森林資源を次代へつなごう!

古来より、日本人は人間を中心に自然を見るなどということはしませんでした。自然を、怖いものだが同時に人びとをやさしく包んでくれる、生きる恵みを与えるものとして感謝、敬愛し自然に従いながら生きてきました。そうして自然に対する美意識を鋭敏にしてきました。木は自然の一部として、私たちの命とつながっており、私たちの心に何ごとかを語りかける。それに癒され、懐かしさと温もりを感じるということであろう。しかし、それは木だけではない。緑や花、そして水の恩は、人間が一生返すことのできない尊い恩でありますので、このような水のきれいな所に、大きな命の息吹が宿ります。

(左)光永初男氏 (中央)藤田勲(右)鳴松芳春氏 鳴松林業の皆さんが市房山から切り出されたヒノキや市房杉を展示しました。

球磨・人吉から森林・林業の再生。そして、森林の多彩な機能発揮へ

森林の重要な機能の一つに、温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)の吸収がある。平成9年に採択された京都議定書で日本は、CO2などの温室効果ガスの排出を、同24年までに同2年比で6%削減すると約束。うち3・8%分(約1300万炭素トン)を森林の吸収で賄うとしている。

森林保護と、自然との共存の道を同時に探り、この理念こそが多くの人たちを引きつける理由となる。100年後の世界がどうなっているかは分からない。だが、球磨・人吉の森林を守り、自然に根差した地域づくりをしてきた球磨・人吉の先人たち、そして「木の文化の地域づくり」に携わる人たちが種をまいた「この森林を次代へ」という思いが後世へ継承されていくならば、球磨・人吉の森林は自然との共生の象徴となっていくであろう。

オカリナ・ハーモニカ演奏 オカリナ工房福朗・高場俊郎氏 猪木正浩氏 小川氏

五色の龍神

豊かな球磨・人吉の資源や特性、文化に目を向けるとき、地域の奥行きの深い潜在可能性が見えてきます。森林セラピー、木でつくられた施設や住まいの建築、・家具や調度品・小物、歴史的な建造物の復元、木をふんだんに使った地産地消の路づくり、木の文化の体験、ラフティングをはじめとする地域ならではの自然体験などが、その主題として浮かび上がります。当然、このほかにも考えられるでしょう。地域が想いをひとつに、「木の文化による地域づくり構想」という夢を描き、そのための第一弾としての取り組みをプロジェクトとしてつくり込んでいく。そしてその実現が地域の願いとなっていく。そのような取り組みがどんどん広がっていく。そうなることを願っております。

その実現のため、藤田財団では、球磨・人吉10市町村を1つと考え、東西南北と中央の5つの地域(相良文化の“五色の龍神”にならい)と考え、その地域の民間からなる18名で、『日本、木の文化と地域づくり委員会』を平成23年2月19日に立ち上げました。地域や住民の方、地元企業の方と手を携え、主に民間の立場から、地域活性化の計画を検討していくこととしています。こうした取り組みが、行政の取り組みと一体となって、国の支援等も受け、新たな地方の時代を築く、先導的なモデルとなるよう、精力的に取り組んでいくつもりです。

近年、国宝青井阿蘇神社から【五色の龍神】が400年の時を超え現れました。相良20代藩主長毎(ながつね)公が青井阿蘇神社の守り神として、天井裏に安置されたと伝えられています。

【五色の龍神】は、青龍(木・東)、赤龍(火・南)、黄龍(土・中央)、白龍(金・西)、黒龍(水・北)を表し、青龍・赤龍・白龍が“昇龍”、黄龍・黒龍が“降龍”の姿で形作(かたちづく)られ、大自然の循環(じゅんかん)を意味しているといわれています。

球磨人吉の自然環境を大切に、そして恐れ、その思いを形にしたと思います。長らく400年ものあいだ、青井阿蘇神社の天井裏に安置された【五色の龍神】が、現代に姿を現したのは、偶然ではない様に思えます。

球磨人吉の地域づくりは、企業の誘致や近代文化の歓楽を満たすことではなく、自然を見直し、もっと大切にすることのように思えてなりません。日本人が日本人らしさを見失っていない今、すべきことだと思います。

水上村県下初の”森林セラピー“基地 森林セラピー基地 平成22年4月1日認定

水上村森林セラピー基地は、リラックス効果が森林医学の面から専門家に実証され、NPO森林セラピーソサエティが森林浴の人体に与える効果を検証しており、今回は水上村を含め4カ所が新たに追加認定を受けたことで、全国で42カ所となった。熊本県では同村だけ。

認定を機に散策コースや案内看板などの整備計画を作り、森林セラピーの取り組みを本格化させる。森を散策したり、澄んだ空気を吸うことで健康増進や病気の予防を図る。森林浴の効果は医学的実証が難しかったが、近年、調査手法の開発が進み、注目を集めている。

森林セラピー基地の認定は、NPO法人「森林セラピーソサエティ」(東京)が2006年から始めた。

樹齢1000年と言われる市房杉や天然林の散策が人気を集めるトレッキングコースを計画。

 

球磨村自然豊かな環境を活かした村づくり!日本の森をよみがえらせる

球磨川の流れを感じ、森の空気をたっぷり吸い込みながらぐっすり寝て、早く起きて気持ちよく仕事をする。

自然の中で寝起きするのが私は大好きです。そんな心から愛する球磨・人吉の自然のために力を尽くそうと考え、森をよみがえらせる活動を始めていきます。

若い人に自然と触れ合い活力を取り戻してほしい

今の日本の子どもたちは、森の中で自然と対話する機会が失われている気がします。しかし、自然の中で過ごす時間を持つことは、人間の感覚を磨くのに効果があると思います。
早く以前のように目の輝いた日本人に戻ってほしい。でも今のままではダメ。液晶画面にばかり集中している時間を減らし、もっと自然と接する時間を増やすことで、元に戻ると思います。最近はそんなことも考えながら、素晴らしい自然環境を活かした球磨川ラフティングや、一勝地焼(陶芸)などを楽しみ、子どもたちに自然と触れ合うことの大切さを伝えていきます。