熊本県水上村市房山(国立公園)市房杉
市房山市房杉は、樹齢800年から1000年ともいわれ、美しい緻密な緻密な木目が特徴の貴重な銘木です。その稀少価値はますます高まっており、屋久杉に匹敵するぐらい貴重なものと言われています。
市房杉の木を見てもらえれば熊本県球磨人吉の環境の良さを理解していただけると思っております。
現在市房杉も世界自然遺産登録地 屋久島 屋久杉(屋久島に自生する樹齢1000年以上を超えるもの・1954年に特別天然記念物指定)屋久杉同様、厳しい保護規制に守られており、国立公園のため台風被害などの被害木以外は伐採禁止となっております。
球磨人吉は、鎌倉時代から明治維新の廃藩置県まで、700年以上も相良氏が統治していました。
盆地という地理的な影響もあり、明治の西南戦争で戦火に巻き込まれるまで、外部からの侵略もない地域でした。
そのことが、相良氏(藩)が統治を退いた後、更に100年を超えた818年経った今も「相良文化」として、国宝青井阿蘇神社をはじめてとする社寺仏閣が、歴史的価値を有する姿のまま、
今日に存続していることにもつながっています。
寺社仏閣以外にも、独自の風土や習慣、祭り、価値観などが色濃く受け継がれてきました。相良藩は、球磨人吉の林業基礎も築き、その中にはユニークな政策もありました。
例えば、「藩所有の木を無断で伐採した者に対して、罰として木を切った所に植林させ、途中この木が枯れた場合には、捕植させる」という、今でいう”環境保全活動”を行っていました。
このことからも、相良藩が森林、林業をたいへん大切に考えていたことが伺えます。
球磨人吉の木材は、皇居御所の資材として使用された市房杉(千年杉)は特に有名で、その他にも五木のケヤキ、白髪岳のヒノキなど良質の銘木産地として全国にも知られ、「木の文化」とともに818年以上も受け継がれてきました。
[森林セラピー基地 市房山 千年杉は、相良藩主代々の祈祷所でした。現在、市房杉も屋久杉同様、厳しい保護規制に守られています。これまで、有難い事に市房杉を3度落札させて頂きました。]