藤田勲 企業家としての原点

藤田勲 企業家の軌跡と未来
藤田勲 市房杉

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神城文化の森 藤田株式会社

代表取締役社長 藤田勲

<郷土愛が展望の原点>

 藤田精肉店創業より弊社は、郷土の皆様方のご支援、ご愛顧のお陰を持ちまして、創業50年を迎えることができました。これもひとえに、地元の皆様方、また、取引業者の皆様方のお陰と心より感謝を致しております。
現在は藤田株式会社と藤田財団の「神城文化の森」を中心に、日本、木の文化、スポーツ文化の振興を全国、世界へ発信いたしております。

七転八起 真実一路 一期一会

藤田勲 市房山 市房杉
藤田勲と市房杉
藤田勲 森林セラピー基地市房山市房杉前にて撮影

藤田勲 地域活性化伝道師プロフィールシート
2017年度の地域活性化伝道師プロフィールとなります。クリックでPDFファイルへのリンクとなります。

企業家としての原点

藤田勲 家紋
藤田勲 曾祖父 両親
・左  藤田百太郎 藤田勲が3歳の頃の曾祖父
・中央 藤田勲が7歳の頃の父
・右  藤田勲が7歳の頃の母

藤田勲 小学校1年生当時
遊びを目標にしていた頃 遊びが大好きでした。
藤田勲 
藤田勲 生家
藤田勲 15歳
・左 社会人の第一歩 名古屋市港区
善進町養鶏場勤務時代
(15歳)
・右 熊本県球磨郡旧免田町
生家
― 私の価値観の原点 ―
私の子供の頃の夢は「社長か町長になる」ことでした。戦後10年も経たない時代のことです。子どものころの遊び場だったレンゲ畑、夜の星空やホタルなど、自然に囲まれた環境で生まれ育った私にとって、故郷とは”死ぬまで生活するもの”だと思って地元に帰ってきたわけです。
球磨・人吉地域の人々は貧しくつつましい生活を送っていました。私の家では鶏の一種であるチャボや他のいろいろな鳥を飼っていました。業者の人が買いに来ると、単に鳥を売るだけでなく、業者の持っているヒヨコや食鳥の鶏と交換などしていました。後年、私が事業家となったとき、幼馴染が「勲ちゃんは子供のときから商売をしていたね」と懐かしそうに語ってくれました。

 

個人商店創業から食肉卸地域No.1企業へ

藤田勲 藤田精肉店
藤田精肉店 昭和41年2月 創業 (当時21歳)
 私は創業以来49年余り【郷土愛を大切にしたい 社員一丸となって郷土に奉仕】を企業理念として取り組んでまいりました。熊本県球磨郡免田町(現あさぎり町)に5人兄弟の次男として生を受け15歳の時名古屋市港区の養鶏場で2年半ほど経験を積み、帰郷し、熊本で養鶏会社での勤務を通じてさらにノウハウを習得し21歳で実家の一部を改装し「藤田精肉店」を創業致しました。
藤田勲
有限会社球磨食肉センター
有限会社球磨食肉センター(旧免田町)
 昭和45年には「有限会社中球磨ブロイラー」を立上げ、さらに昭和48年に「有限会社球磨食肉センター」としての挑戦が始まりました。開業当初からの従業員、そして何より妻の支えもあり、わずか3年で従業員が100名を越え九州管内に営業所を11ヵ所つくるまでに成長することができました。この時期が一番苦しい時代ではありましたが、楽しい時代でもありました。
― 失敗を恐れるな ―
 私が思うに、実力とは失敗することを恐れずにやることで身につくものです。失敗も全力投球の場合は、失敗と言わないことです。成功の元だと私は思います。その経験を次に活かすことです。私も失敗は経験しています。
しかし、同じ失敗は二度としないこと、失敗は財産ですから次のステップに進めるということです。
球磨食肉センター時代は、従業員数も100人を越え、私がすべての従業員に直接、教育や指導が難しくなり、私の分身(リーダー・管理職)が不可欠な状況になったのですが、なかなか人材が育たず、大変苦労した時代でした。ただ、業績は常に右肩上がりで順調でした。食肉卸では地域No.1まで昇り詰め、新たな事業を探し始めた時でした。

スーパー業界への転身

サンロード
サンロード
昭和58年6月 サンロード(株)設立 第一号店 当時38歳
 昭和58年6月1日、”ゼロからの出発”と”地元に貢献”を企業理念に掲げ「サンロード株式会社」を設立し、スーパー業界に転身しました。当時は「良い商品を正しい価格販売するのが前提。チラシを出さなくともお客様への感謝の気持ちが伝わればいい」と考え、盆・正月・創業祭以外はチラシを出しておりませんでした。
サンロード 藤田
― サンロード株式会社 ―
 なぜ、スーパー業界に進出したかというと、私自身が自分で経験しなければ納得できないということと、スーパーのお客様と直接、商いができる環境が人間形成(改革)に最も適していると考えたからでした。企業理念には”ゼロからの出発”と”地元に貢献”を掲げ、球磨人吉地域まちづくりの基礎固めの時期でありました。
徹底した消費者密着、地域密着を示すことで、お客様との信頼関係を得ることができ、安心して買い物をして下さり、そして苦情も素直に言って下さるようになりました。お客様の苦情に対しては、店長をその家に訪問させるくらい徹底して対応しました。新参企業にとって、業績や数字からは見えない消費者ニーズを「お客様とのマンツーマンの信頼関係」を通じて、人材育成を図るとともに把握することが必要でした。